所有者不明土地の管理は誰が行う?

query_builder 2024/02/22
32

所有者不明土地は、所有者がわからないまたは所有者の所在が不明となっている土地を指します。
長期間管理されていないことが多く、放置するとさまざまなトラブルに発展する可能性があります。
では、所有者不明土地は誰が管理するのでしょうか。
▼所有者不明土地の管理について
■裁判所への申し立てで管理人が決められる
所有者不明土地は、放置すると荒れ果てたり不法占拠されたりする恐れがあります。
そこで、利害関係人(隣接地の所有者や自治体など)は、地方裁判所に申し立てを行って管理人を選定できます。
管理人は利害関係人の中から選ばれる場合もありますが、専門家に依頼するケースが多いです。
■管理人に選任される人とは
管理人に選任される人は、一般には司法書士・弁護士・土地家屋調査士などの専門家です。
専門家は現況調査や登記手続きなどに必要な知識や技能を有しており、管理人としての責任や義務を果たせると判断されます。
管理人に選任された専門家は、裁判所から一定期間(通常は3年以内)の委任を受け、その期間中に所有者不明土地の管理や処分を行います。
処分の方法や条件は裁判所の許可を得る必要があり、許可を得られれば売却や寄付が可能です。
▼まとめ
所有者不明土地の管理人は、利害関係人の申し立てによって裁判所が選任します。
利害関係人の中から選ばれる場合もありますが、司法書士・弁護士・土地家屋調査士などの専門家が選任されるのが一般的です。
当事務所では、所有者不明土地に関するご相談も承っておりますので、お困りの際はぜひご相談ください。

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE