合筆が認められる条件とは

query_builder 2024/01/15
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合筆とは、隣接する土地を1つの土地として登記することです。
さまざまなメリットがありますが、全ての土地が合筆できるわけではありません。
そこで今回は、合筆が認められる条件について紹介します。
▼合筆が認められる条件
■土地が隣接している
合筆するには、土地の境界線が一部でも重なっている必要があります。
ただし、道路や河川などの公共用地を挟んでいる場合は、隣接していないとみなされます。
■地番区域が同じ
同じ市町村内でも、地番区域が異なる場合は合筆できません。
地番区域は、登記簿や図面で確認できます。
■地目が同じ
田や畑などの農地・宅地や商業地などの宅地建物取引業法に定める用途地域・山林や荒地など、土地にはさまざまな地目があります。
合筆は、これらの地目が同じ土地でなければ認められません。
■所有者または共同所有者の持分が同じ
単独所有者であれば問題ありませんが、共同所有者がいる場合はその持分が同じである必要があります。
たとえば、AさんとBさんが2分の1ずつ所有している土地と、CさんとDさんが4分の1ずつ所有している土地は合筆できません。
■所有権を除く権利の登記がない
所有権以外にも、先取特権・抵当権・質権などの担保権や、通行権や水利権などの負担物件が登記されている場合があります。
これらの権利が存在する場合は、原則として合筆できません。
ただし、先取特権・抵当権・質権については、受付番号が同じであれば合筆可能です。
▼まとめ
合筆は、以下の条件を満たす場合に認められます。
・土地が隣接している
・地番区域が同じ
・地目が同じ
・所有者または共同所有者の持分が同じ
・所有権を除く権利の登記がない
当事務所では、土地や家屋に関するご相談を受け付けていますので、お困りの際はぜひご相談ください。

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